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ポケットモンスター エメラルド
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このページではポケットモンスターシリーズのゲームソフトのポケットモンスター エメラルドについて解説しています。ポケットモンスター SPECIALの登場人物についてはエメラルド (ポケットモンスターSPECIAL)を参照してください。
ポケットモンスター エメラルド | |
---|---|
ジャンル | RPG |
プレイ可能人数 | 1人 (対戦・交換など:2〜5人) |
開発元 | ゲームフリーク |
発売元 | 株式会社ポケモン |
販売元 | 任天堂 |
発売/配信日 | |
日本 | 2004年9月16日 |
アメリカ | 2005年5月1日 |
オーストラリア | 2005年6月9日 |
ヨーロッパ | 2005年10月21日 |
公式サイト | |
pokemon.co.jp (日本語) | |
pokemon.com (英語) |
ポケットモンスターエメラルドとは、株式会社ポケモンが2004年9月16日に発売したゲームボーイアドバンス用ゲームソフト。ルビー・サファイアのマイナーチェンジとして発売された。
概要
エメラルドは、ルビー・サファイアをベースに作られたゲームで、要素の追加などが行われている。追加されたシステムの多くはダイヤモンド・パールでも引き継がれている。
- バトルフロンティアの搭載
- 本作での最大の追加要素といえる。前作のバトルタワーを含め7つの施設がある。
- トレーナーの大幅な追加
- 全体的にトレーナーが追加されている。特にダブルバトルとなる場面が大幅に増えており、向かい合う2者の間に入る事でその両者を相手としたタッグバトルとなる。味方NPCと共闘するイベントも初登場。
- ポケナビの機能変更
- トレーナーアイからエントリーコールになり、それを利用することで金・銀、クリスタルバージョンのように登録されたトレーナーと会話することができる。
- ジムリーダーとの再戦
- シナリオクリア後、ジムリーダーと再戦することが可能となった(パーティも四天王並みに強化される)。プラチナ・ハートゴールド・ソウルシルバー・X・Y・Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイでも再採用された。
- マグマ団とアクア団の暗躍
- ルビー、サファイアそれぞれ暗躍した両組織が本作では同時に登場し対峙している。ストーリー上、主人公はその両者を相手にすることになる。グラードンとカイオーガ両方が召喚され、両方を手に入れることが可能である。また、レックウザも捕獲できる。(ただしレベルはルビー・サファイアと同じ70。)
- 第二世代のポケモンの登場
- ウソッキー、グライガー、デルビル、ツボツボ、など、これまでの第三世代の4作品だけで手に入れることの出来なかったポケモンの一部がぜんこくずかん入手後手に入れられる。更に、ホウエンずかんが完成するとオダマキ博士からチコリータ、ヒノアラシ、ワニノコのいずれかが貰える。これにより、ゲームボーイアドバンス版の5作品だけで第三世代までの全ポケモン386匹を入手できるようになった(幻のポケモン及びルギア・ホウオウは配信データが必要)。ただし、ポケモンコロシアムが発売された後だったため、以前から入手は可能だった(ルギアを除く)。
- フィールド上でのとくせいの効果
- 一部のとくせいがフィールド上でも効果が発揮されるようになった。例)ほのおのからだ、ふくがんなど。
- 教え技の追加
- ファイアレッド・リーフグリーンに続き、ほのおのパンチ、れいとうパンチ等が追加。じばく等の一部の教え技を除いて、殆どのGBA版の教え技をエメラルド一つで覚えられる(ファイアレッド・リーフグリーンで教えてもらえる技は全て教えてもらえる)。ちなみにエメラルドでの教え技の多くはBPを消費して教えてもらえる。
「第9回 CESA GAME AWARDS」優秀賞を受賞[1]。
日本国内の出荷本数は2022年12月時点で208万本[2]。世界累計出荷本数は2022年12月時点で680万本[3]。
ハードなどのデータ
- 型番:AGB-BPEJ-JPN
- 発売日:2004年9月16日
- 対応機種:ゲームボーイアドバンスおよび互換機
- 新品価格:4,571円+税(ワイヤレスアダプタ同梱版)
- ROM容量:128Mbit(16MB)
ルビー・サファイア同様に金・銀・クリスタルの一部のBGMがデータとして書き込まれている他、ファイアレッド・リーフグリーンの全てのBGMも書き込まれている。これは、一部の場面や通信した際に流れる。
ルビー・サファイアとの違い
- 主人公の服装が変更された。
- 殿堂入り前はホウエンずかんに載らないポケモンおよびタマゴを他のバージョンから送ることができない。殿堂入り後にぜんこくずかんにバージョンアップされると送れるようになる。
- ただしポケモンコロシアムを経由する場合は例外としてホウエンずかんに載らないポケモンでも送る事が可能。
- アクア団・マグマ団ともに主人公の敵になる。
- 従来のアジトはアクア団のものとなり、マグマだんアジトが新ダンジョンとして用意された。
- アクア団アジトに、解決後でも入室できる。マスターボールの置いてきぼり問題のためと思われる。
- 一方でめざめのほこらには後から一切入室できなくなる。
- 敵・味方ともにポケモンが対戦時に動く。
- ルビー・サファイアのいずれともポケモンの出現率が若干異なる。例として、ジグザグマの出現率が下がってポチエナの出現率が上がっている。
- ワイヤレスアダプタに対応。ポロック作りやポケモンコンテストを含む、全ての通信プレイをワイヤレスで行えるようになった。従来どおりの通信ケーブルにも対応している。
エメラルドで入手できないポケモン
スタッフ
備考
- 本ソフトの乱数初期値設定法が不適切であったため、エメラルドループと言われる現象が発生した。本現象はのちに乱数調整と言われる操作に利用されることになった。
- 本ソフトより前に販売されたファイアレッド・リーフグリーンにおけるレベルアップで覚える技の追加・変更が反映されていない。
- 本ソフトより前に販売されたファイアレッド・リーフグリーンにあった四天王の強化はされない。
- ルビー・サファイアにおけるグラードン、カイオーガと違い、本作のレックウザは(ストーリー上、会う必要はあるが)戦闘は必須ではない。
- ルビー・サファイアのきのみ問題を修復するプログラムが仕込まれている(呼び出し方はファイアレッド・リーフグリーンと同じ)。
- ファイアレッド・リーフグリーンと同様にサウンドテストが内部データに存在する。本作に収録されているBGM・効果音含めた478曲、未使用分を含めた全ポケモン388種類の鳴き声を聴くことが可能となっている。
- ポケモンゲット時のジングルがファイアレッド・リーフグリーンと同じものになっている。
脚注
- ↑ 9th CESA GAME AWARDS | 受賞作品、2022年9月16日閲覧。
- ↑ 一般財団法人コンピュータエンターテインメント協会『2023 CESAゲーム白書』、188頁。
- ↑ 一般財団法人コンピュータエンターテインメント協会『2023 CESAゲーム白書』、194頁。